2027年度|一般入試・英検利用

英検2級・準1級は一般入試でどこまで使える?
英語免除・得点換算・加点・共通テスト利用をCSE別に整理

せっかく取った英検は、総合型選抜や推薦だけでなく、一般入試でも使える大学があります。しかも大学によって、英語試験が不要になる、80〜100%相当に換算される、総合点に加点される、出願資格になる、共通テスト利用入試でも使えるなど、使われ方が違います。

必ず大学公式の最新募集要項を確認してください

このページは2026年9月10日時点で公表されている2027年度入試情報をもとに整理しています。必要CSE・有効期限・対象学部・換算方法は年度によって変更されることがあります。 正式要項で追加・修正される場合もあるため、出願前には必ず各大学の公式サイト・当該年度の募集要項をご確認ください。

英検利用と、大学ごとの一般入試英語は別物です

英検は4技能を測る試験ですが、大学独自の一般入試英語では、学部によって正誤判定、語句整序、空所補充、語法・熟語、細かな文法・構文、英文和訳・和文英訳、自由英作文などが出題されます。

英検ではそのままの形では出ない問題も多く、英作文でも、英検の意見論述とは違って大学・学部ごとの形式に合わせ、構文・文法・語彙を正確に使う力が求められることがあります。

英検で高いCSEを取れていても、志望大学・学部の一般入試英語にそのまま対応できるとは限りません。

高1生・高2生で「過去問の形式」を一度見ておく

総合型選抜を第一志望にしている場合でも、高1生・高2生くらいで志望候補の一般入試過去問を一度見ることをおすすめします。一般入試へ切り替えるためではなく、大学・学部が求める力を知り、併願や万一の一般入試まで含めて受験全体を設計するためです。

文系なら、こんなところを確認

  • 国語:現代文・古文だけか、漢文まで出るか
  • 日本史・世界史:通史型か、近現代など後半の比重が高いか
  • 史料・テーマ史:政治史・文化史・外交史など、資料中心か
  • 地図・図版:地図問題や図版問題がよく出るか
  • 記述・論述:選択式中心か、短い記述やまとまった論述まであるか
高3生では、夏ごろに第一志望・主要併願校をまず1年分試し解き。現在地と形式を確認し、必要に応じて秋から本格演習へ。
総合型の準備を主軸にしながら、「高1生・高2生で形式確認 → 高3生夏に試し解き → 必要に応じて秋から本格演習」という流れが現実的です。

まず知っておきたい4つの使われ方

表示 意味 受験上のメリット
◎ 英語免除・置換 英検を使えば大学独自の英語を受けなくてよい 他科目に勉強時間を集中できる
換 得点換算 CSEを英語70・80・90・100点などに換算 本番前に英語得点をある程度確保できる
+ 加点 英検スコアに応じ総合点へ加点 同点付近で差がつくことがある
資 出願資格 一定CSE・級を持つ人だけ出願できる 利用できる方式が増える

CSEの節目|1980 → 2100 → 2150 → 2200 → 2304 → 2500

CSE 目安 一般入試で起きることの例
1980〜 英検2級合格基準 明治国際日本160/200、中央商出願基準、東洋80%換算など
2100前後〜 2級上位 対象学科拡大、女子大の加点基準などが増える
2150〜 2級上位 東洋などで90%換算帯
2200〜 2級かなり上位 早稲田 文・文化構想の英語4技能テスト利用方式が候補(各技能500以上も必要)
2304〜 準1級合格基準 100%・上位換算が増える。ただし「準1級合格」そのものを要求する大学もある
2500〜 準1級上位 慶應文学部の一般選抜で英検利用が可能

早慶上智・MARCH|一般入試の英検利用

大学 主な一般入試方式 英検の扱い 英語受験
早稲田 文学部・文化構想学部 一般選抜(英語4技能テスト利用方式) CSE2200以上+4技能各500以上。条件を満たせば国語+地歴で判定 不要
慶應 文学部 一般選抜 CSE2500以上。受験級・合否を問わず、外国語得点へ換算 不要
上智 2027年度 一般選抜 2027年度は英検CSEをTEAP方式の代替に利用不可。英検CSE利用開始は2028年度TEAPスコア利用方式から —
明治 国際日本学部 全学部統一 英語4技能3科目方式 2級合格+1980=160/200、2級合格+2088=180/200、準1級合格=200/200 不要
明治 商学部 学部別入試 英語4技能方式 CSE1980以上が出願資格(2級・準1級・1級受験結果) 必要。免除ではない
青山学院 個別学部日程の対象方式 2027年度も英語資格・検定を使う方式あり。学部別の最終基準は正式要項で要確認 方式による
立教 一般入試(原則全学部) 英検4技能CSEを利用。最低基準なし、級の合否も不問。一般入試では出願後に統計処理するため、事前に「CSE○点=○点」と固定換算は公表されない 原則、大学独自英語なし
中央 商学部 学部別選抜(英語外部試験利用方式) 2027年度からCSE1980以上。外検スコアを150点満点へ換算し、国語+選択科目と合算 独自英語なし
法政 英語外部試験利用入試等 学部・学科で基準が異なる。GISは2027年度から英語外部試験利用入試を廃止。GIS A方式では外検を英語得点に換算する制度を継続 方式による

立教大学は「英検2級なら何点」と単純には言えない

2027年度の一般入試では、英検などの4技能スコアまたは共通テスト英語を立教独自の方法で得点化します。英検は最低CSE基準なし・級の合否不問です。ただし一般入試の換算は出願者全体に統計的処理を行うため、出願前に自分のCSEが何点になるかは分かりません。

一方、過年度の大学入学共通テスト利用入試の換算表では、英検CSE2450以上=100%相当、2355=90%相当、2265=80%相当、2170=70%相当とされた年度があります。これは「一般入試の固定換算表」ではなく、また2027年度にも同じ数字が使われる保証はありません。目安として見るにとどめ、当該年度の換算表を確認してください。

立教大学 2027年度一般入試Q&A(公式)

成成明学獨國武|一般入試の英検利用

大学 方式・ポイント CSEの目安
成蹊 E方式で外検を英語に換算。大学独自英語の代わりに使える 1950〜2299=70%、2300〜2599=90%、2600〜=100%
成城 2027年度S方式。経済は英語外検必須型、文芸・社会イノベは2教科型で外検利用可。英語を受けず実質国語1科目にできる方式あり 外検スコアを英語得点へ換算。最新換算表を要項で確認
明治学院 全学部日程は基準を満たせば英語免除。A日程は得点換算方式で独自英語の受験を選択可能 1980〜2140=120/150、2141〜2303=130/150(公表済み換算)
獨協 一般入試「外検+」。学科別入試に出願した学科へ追加で併願でき、外検+自体の個別試験はなし ドイツ語・フランス語など1980〜、英語・交流文化2100〜など学科別
國學院 A日程に英語外部試験利用型あり 学部・学科別の2027年度要項で確認
武蔵 グローバル型で英語外部試験を利用 年度の換算表・対象学科を必ず確認

日東駒専|一般入試の英検利用

大学 一般入試での利用 具体例
日本大学 A個別方式・N全学統一方式等の対象学部で英語換算。提出した場合、対象方式では外国語試験を受けなくてもよい 1980=基準③、2142=基準②、2304=基準①。例:生産工は90/95/100、文理は65/80/95など学部別
東洋大学 一般入試で英語得点換算。独自英語を受けた場合は高い方を使える方式あり 1980=80%、2150=90%、2304=100%の代表的な段階
駒澤大学 全学部統一日程の対象学部で英語外部試験利用 CSE1950以上。対象学部・利用時の得点・扱いは2027要項で最終確認
専修大学 一般選抜前期の対象方式で英語外部試験利用制度あり 最終的な2027年度換算表を募集要項で確認

女子大学|一般入試の英検利用・加点

大学 一般入試での利用 ポイント
津田塾 A方式(英語外部試験利用型) 1950以上で出願。2124=加点基準Ⅰ、2300=加点基準Ⅱ。英語英文学・多文化国際協力・総合政策は+20/+40、情報科学は+10/+20。国際関係・数学は加点なし
東京女子 2027年度 一般選抜(英語外部検定試験利用型) 2027年度から制度変更あり。学科別出願条件・換算点は10月上旬公開予定の正式要項を確認
日本女子 2027年度 一般選抜(英語外部試験利用型) 英語外部試験を使う一般選抜を実施。学科別基準・加点の最終確認は2027年度募集要項で
昭和女子 共通テスト利用型Ⅰ・Ⅱ期「英語4技能活用方式」 英語4技能試験の出願基準を満たすと、共通テストの指定科目から上位1科目で判定。大学独自試験なし
フェリス女学院 一般入試・共通テスト利用で英検CSE利用 CSE×0.0413で得点換算。受験級の合否を問わない。C日程には英検利用型もあり

神奈川の主要大学

大学 英検利用 注意
神奈川大学 2027年度一般入試で英語外部試験スコアを利用可能 一般入試では利用可。ただし2027年度の大学入学共通テスト利用入試では英語外部試験は利用不可
フェリス女学院 一般・共テともCSEを得点換算 CSE×0.0413。級合否不問
関東学院 英語外部試験利用型を設ける年度・方式あり 2027年度の対象学部・基準を正式要項で確認
横浜市立 一般選抜は大学・共テ指定科目を使用 推薦・総合型等の英語資格要件と、一般入試を混同しないこと

「英語を受けなくてよい」大学を先に見る

英検利用の最大のメリットは、単なる数点の加点より、大学独自の英語試験を受けずに済むことです。2027年度の主要例では、早稲田文・文化構想(CSE2200+各技能500)、慶應文学(CSE2500)、明治国際日本、立教の多くの日程、中央商、成蹊E方式、成城S方式の対象学部、明治学院、獨協の外検+、日本大学の対象方式などがあります。

ただし「英語免除」と「出願資格」は別物です。たとえば明治大学商学部の英語4技能方式はCSE1980以上が出願資格ですが、大学独自の英語は受験します。

共通テスト利用でも英検が使える大学

一般入試で英検が使えても、共通テスト利用入試では使えない大学があります。逆に、共通テスト利用で英検を外国語得点として利用できる大学もあります。

大学 共通テスト利用での英検
立教 利用可。共テ外国語得点と英語資格換算得点の高い方を利用できる方式。2027年度換算表は当該年度要項で確認
獨協 共通テスト利用入試「英語資格」あり。個別試験なし
昭和女子 英語4技能活用方式あり。外検基準+共テ上位1科目
フェリス 英検CSEを得点換算して利用可
神奈川大学 2027年度共テ利用では英語外部試験利用不可。一般入試とは扱いが違う

YMGからの見方|「英検2級を取った」で止めない

大学入試では「2級合格」という級だけでなく、CSEスコアまで見た方が選択肢が広がります。特に1980、2100前後、2150、2200、2300・2304、2450、2500は、志望校を考えるうえで覚えておきたい数字です。

ただし、同じCSEでも「2級を受けて得たスコアのみ」「準1級合格が必要」「級の合否は不問」など大学ごとに条件が違います。スコアだけを見て出願可否を判断しないでください。

最終更新:2026年9月10日 横浜未来義塾 YMG ※本ページは受験情報の整理を目的としたものです。出願資格を保証するものではありません。必ず各大学の最新入学試験要項で確認してください。