総合型選抜・推薦入試・小論文対策は、生徒さん一人一人に対しての志望校の学部と併願校に沿った上で、「1次試験」の志望理由書や自由記述や課題などの、生徒さん一人一人の各自の方向性があるゆえに、その書類の仕上げや膨大な数な添削など、講師側に多大な労力と時間がかかります。他のライバルの受験生と「差別化」を図るために、出だし、つまり、冒頭から一文一文に拘ります。過去には20回以上書き直した生徒さんなどもいます。

また、その大学学部の細かなことを知っていて、且つ、テクニックも持ち合わせた上で、指導に当たらないといけません。つまり、たまたま合格できたではなく、合格ライン上の「合格」まで持っていくのは難しいものでございます。

このことは優秀で且つ、この試験の特性に合っている生徒さんならともかく、いわゆる普通の生徒さんは、上記の「合格」にまで導くためには、様々なものを兼ね備えた広い知識と経験、社会経験(インターンも可)も持ち、現在の大学学部のトレンドも肌感覚で押さえている講師に合格にまで導いてもらわなければなりません。

そのゆえ、当塾では社会人プロ講師と各専門を持つ学部生院生講師が、各生徒に対し、チームを組んで答案や方向性などを話し合い指導に当たり、共に添削にあたります。ここが一般入試とは違うところです。むろん、各生徒さんと講師の相性も大変大切なのでそこも加味します。

加えて、「2次試験」の主役の小論文試験は、各大学各学部により出題は異なってきます。むろんその学部のアドミッションポリシーを理解した上で、真の大学学部側の出題意図を読み取り、且つ、生徒さんの引き出しを増やす必要もございます。

これは小論文試験出身者でなければ、各生徒さんに、ライバルに打ち勝つ実力をつけてもらうための指導は難しいのではないでしょうか。普通の学術論文と違い、限られた時間で、他の受験生と差別化を図る作業です。普通はほぼ試験時間内に時間は余らないでしょう。稀に一般入試慶應SFC小論文では試験時間120分の半分の60分ぐらいで終わる生徒さんもいますが。

総合型選抜・推薦入試2次試験小論文、一般入試小論文、共に当然ながら、添削も何回も何回も繰り返し、生徒さんも講師側も大変な作業がかかります。面接対策も然りです。

以上が、総合型選抜・推薦入試の専門塾、予備校の授業料金が高額な理由です。

現在の日本の家庭ごとの可処分所得の中央値を鑑みると、ご兄弟がいる方、学費、備えの準備金、老後の資金など諸々の諸費用を考えると、結構な負担ともいえる、出費額、投資額になるのかもしれません。またこの国では先が見えない点も多々あるでしょう。

塾、予備校選びは、必ず体験授業してみて、じっくりとお探しください。