慶應義塾大学 法学部 FIT入試|A方式・B方式
「講義理解×論述×口頭試問」で突破する
FITは、暗記の受験テクニックではなく、社会課題を論点で捉え、根拠で語り、書き切る力が問われます。
横浜未来義塾(YMG)は、SFC総合政策・上智とも共通する“核”を軸に、合格に届く形まで仕上げます。
B方式:総合考査I/II → 面接
添削・改善アドバイス 無制限
※FITは毎年内容・日程が更新されます。最新情報は公式発表をご確認ください。



目次
01. FIT入試は「何が」問われる?
FITは、法律・政治を“知識として覚える”よりも、社会の問題を「論点」にして、根拠で語る力が問われます。
そのため、普段から「ニュース→争点→利害→制度→解決策」という思考ができる人ほど強いです。
FITで勝つ人の共通点
- 講義や資料の「主張」を素早く要約できる
- 意見を“お気持ち”で終わらせず、根拠・反例・制度で支える
- 結論まで書き切る(構成と時間管理ができる)
結論:FITは「書類+当日論述」入試
第1次選考(書類)を通し、第2次選考で“読んで・要約して・論述し・口頭で詰められる”試験を突破します。
だから、対策の中心は ①書類の論点設計 と ②当日論述の型 です。
02. A方式とB方式の違い(比較表)
| 項目 | A方式「幅広い活動・経験を評価」 | B方式「高校成績+評価書で挑む」 |
|---|---|---|
| 出願の条件 |
活動・資格などの要件(複数カテゴリ) ※詳細は年度で更新 |
評定平均4.0以上+評価書 ※学校長が作成、厳封提出 |
| 第2次選考 |
模擬講義(約50分)→論述(約45分)→口頭試問(約15分) ※自己紹介なし |
総合考査I(約45分)+総合考査II(約45分)→面接(約10分) |
| 勝ち筋 | 講義の“主張”を瞬時に掴み、要約→論述で書き切る | 資料から論点を立て、短時間で筋の通る論述に落とす |
| 向いているタイプ | 探究・課外活動・資格等があり、当日の論述で勝負できる | 成績を維持できている/学校で評価書を出せる/堅実に積みたい |
※A方式・B方式は同年度に両方式出願が可能です(方式の併願ができます)。ただし他学部との同時出願は制限があります。
どちらに寄せるべきかは、書類の素材と当日論述の伸び方で決めます。
03. 合格までの流れ(出願→第2次→合格)
ざっくり全体像
- 第1次選考:書類選考(ここで落ちる人が多い)
- 第2次選考:A=講義理解+論述+口頭試問 / B=総合考査I/II+面接
- 合格発表:年度の公式スケジュールに従う
(必要なら)最新年度スケジュール表をここに入れる
例:出願期間/第1次発表/第2次試験日/最終発表 を1枚の表にして、ページ上部に置くと迷いが消えます。
※毎年更新されるので、貼るときは必ず公式発表に合わせて差し替えます。
04. 第1次選考:書類で落ちない作り方
FITは第1次選考(書類)で弾かれやすい。
理由はシンプルで、書類が「熱意」だけだと、法学部の入試として成立しないからです。
書類で必ず作るべき“骨格”
- 関心(テーマ):社会のどこに問題意識があるか
- 論点:何が争点で、なぜ難しいのか
- 根拠:制度・データ・一次情報で支える
- 学びの計画:大学で何を読み、何を検証し、何を深めるか
ありがちな落とし穴(ここを直すだけで変わる)
- 「政治に興味があります」だけで止まる(論点が無い)
- エピソードはあるが、“結論”が曖昧(主張が無い)
- 正論は書けているが、根拠が薄い(資料が無い)
- 志望理由が大学固有になっていない(SFC/上智でも通る文章)
05. A方式|講義理解対策(本番の型)
A方式は「模擬講義→論述→口頭試問」。
つまり、理解の速さと書き切る構成が合否を分けます。
(A方式)本番で起きていること
- 講義を“ただ聞く”のではなく、主張・根拠・対立構造を抜き出す
- 論述は「要約→意見」の二段構成で、時間内に結論まで書く
- 口頭試問は書いた内容が“詰められる”(論点・根拠・例外・限界)
YMGのA方式トレーニング(最短で伸びる順)
- 講義メモの型(主張/根拠/対立/結論)を固定
- 要約600字+意見600〜800字を45分で書く練習
- “口頭試問の返し”までセットで仕上げる(反証・制度・例外)
※過去問が手に入りづらい年でも、公開講義(法/政治テーマ)を使って「講義理解→要約→論述」を回せば、実戦レベルまで持っていけます。
A方式|解き方の「型」=講義理解→要約→論述→口頭の順に勝つ
A方式は「知ってるか」ではなく、その場で理解して、筋の通る主張を作り、書き切れるかが勝負です。
だから“才能”より手順と時間配分で逆転できます。
Step1:講義メモは「4点固定」
- 主張:講義の結論は何か(1行で)
- 根拠:なぜそう言えるのか(理由/データ/制度)
- 対立:何と何が割れているか(利害/価値観)
- 射程:条件・例外・限界(ここが口頭で詰められる)
※講義を全文メモるのは負けパターン。論点を抜くためのメモにする。
Step2:要約は「骨だけ」
- 要約は説明ではなく設計図
- 構成は①主張 → ②根拠 → ③対立 → ④結論
- 固有名詞は必要最低限(盛らない)
目標:「これ読めば講義の争点が1分でわかる」要約。
Step3:論述は「結論先出し→理由→具体→再結論」
| 段落 | 書くこと | コツ |
|---|---|---|
| ①結論(最初) | 私は◯◯と考える(1〜2文) | ぼかさない。断定の強さが評価になる |
| ②理由(2〜3点) | なぜそう言えるか(制度/利害/原理) | 「気持ち」ではなく根拠の種類を変える |
| ③具体(例) | ニュース・事例・現場の観察 | “知ってる話”より講義と接続する |
| ④反対整理(軽く) | 反対側の懸念を1つ示す | 長くやらない。戻しが目的 |
| ⑤再結論 | だから◯◯が妥当(締める) | 最後に「条件付き」を入れると法学部っぽい |
45分の時間配分(これで“書き切る”)
- 0〜5分:問い確認+結論を決める(ここで迷うと崩壊)
- 6〜10分:理由2〜3点を箇条書きで設計
- 11〜35分:本文を書く(結論→理由→具体)
- 36〜43分:反対整理+再結論で締める
- 44〜45分:誤字・主語ズレを直す
Step4:口頭試問の「刺され方」=3点だけ準備
- 論点の定義:「◯◯とは何か」を1文で言える
- 根拠の芯:なぜその結論なのか(制度/利害/現実)
- 限界・例外:この結論が成り立たない条件は?
口頭は「雑談」じゃなく論理の耐久テスト。
逆に言うと、ここが整ってれば“圧迫っぽく”なっても勝てる。
06. B方式|論文(総合考査)対策(本番の型)
B方式は「総合考査I/II」が核心。
ここで評価されるのは、資料の読み取り → 論点設定 → 根拠つき主張です。
B方式で強い答案の特徴
- 冒頭で結論を置き、読み手が迷わない
- 資料を“引用”ではなく“解釈”して使える
- 反対意見を想定し、先回りして処理できる
総合考査の練習メニュー(週2でも回せる)
- ①資料要約(400字) → ②論述(600〜800字)をセットで作る
- 時間は45分で固定(本番に寄せる)
- 「制度」「利害」「例外」を1つずつ入れて、法学部らしくする
B方式|論述の本質=「資料を読む」ではなく「資料で主張する」
B方式は、資料から“正解”を当てる試験ではありません。
資料を根拠として使い、筋の通った結論に落とせるかが評価されます。
だから勝ち方は、読む順番と書く順番を固定することです。
Step1:資料の読み方(3分で骨抜く)
- 対立:何と何が割れている?
- 原因:なぜ起きている?
- 影響:誰が得して誰が損?
- 制度:ルールはどう関与?
「内容理解」より先に争点(論点)を取る。
Step2:論点設定=問いを1文にする
- 「結局、争点は◯◯である」
- 「◯◯と△△が衝突している」
- 「解決の軸は◯◯をどう設計するか」
ここが曖昧だと、答案が“いいこと言ってる風”で終わる。
Step3:答案の型(これで落ちない)
| 順番 | 書くこと | “法学部っぽさ”を出す一言 |
|---|---|---|
| ①結論 | 私は◯◯が妥当だと考える | 「公平性」「自由」「安全」「権利」など価値の軸を置く |
| ②根拠(資料) | 資料A/Bから読み取れる事実を使う | “引用”ではなく解釈に変換する |
| ③原因と構造 | なぜ問題が起きるか(制度×利害) | 「インセンティブ」「情報の非対称性」など |
| ④提案 | どう直すか(ルール設計) | 「例外」「段階導入」「救済措置」を添える |
| ⑤反対整理 | 反対の懸念を1つ示す | “弱点を認めた上で”条件を付ける |
| ⑥再結論 | 条件付きで結論を締める | 「適用範囲」「対象限定」「運用の監視」 |
45分の時間配分(総合考査I/IIどちらも同じで回す)
- 0〜6分:資料を“争点”として整理(対立・原因・影響)
- 7〜10分:結論決定+理由メモ(2〜3点)
- 11〜35分:本文(結論→根拠→構造→提案)
- 36〜43分:反対整理+条件付け+締め
- 44〜45分:表現ミス修正(主語・指示語・論理飛躍)
“差がつく一手”=制度・利害・例外を1つずつ入れる
- 制度:ルールがどう行動を変える?
- 利害:誰が得して誰が損する?
- 例外:この結論が通らないケースは?
これが入ると、答案が「一般論」から法学部の答案に変わる。
(重要)答案テンプレ/頻出テーマの型/SFC・上智への横展開
結論:FITは「型」で勝てる。型ができると、SFC総合政策・上智にもそのまま効く。
FIT(法・政治)は、論点 → 根拠 → 反対整理 → 条件付き結論を、制限時間内に書き切る入試。
ここが固まると、SFC自由記述(総合政策)・上智(課題レポート/学科試問)にも“同じ骨格”で横展開できます。
① 答案テンプレ(書き出し文)
迷ったらこれで始める。「結論先出し」にすると、途中で時間切れでも崩れにくい。
A方式(講義→論述)
私は、(講義テーマ)について◯◯が最も重要な論点であり、結論として△△を採るべきだと考える。
その理由は第一に…、第二に…である。
B方式(総合考査)
本件の争点は◯◯と△△の衝突にある。私は(結論)が妥当だと考える。
根拠として、資料Aは…を示し、資料Bは…を示す。これらから…
“法学部っぽさ”を足す一文(最後)
もっとも、(例外/反対の懸念)があるため、(条件)を満たす場合に限って(提案)を採用するのが現実的である。
② 頻出テーマの「型」:論点→利害→制度→提案
テーマは変わっても、勝ち方は同じ。“論点の取り方”を固定する。
- 政治:代表性 vs 決定の速さ/多数決の正当性と限界/少数者保護
- 人権:自由 vs 安全/表現の自由の境界/救済の制度設計
- 安全保障:抑止 vs 対話/同盟のコスト/法的正当化(根拠の置き方)
- SNS:自由な発信 vs 被害防止/プラットフォーム責任/規制の副作用
- 労働:柔軟性 vs 保護/最低賃金・同一労働同一賃金/企業の負担と効果
どのテーマでも入れる3点(最短で強くなる)
- 利害:誰が得して誰が損する?
- 制度:ルールが行動をどう変える?
- 例外:成り立たない条件は?
③ SFC総合政策・上智へ横展開(同じ型で通る)
FITで鍛えるのは「法律知識」だけではありません。論点で突破する書き方そのものです。
だから、併願で強くなります。
| 入試 | 共通する“核” | 最後に変えるポイント |
|---|---|---|
| FIT(法・政治) | 論点/根拠/反対整理/条件付き結論 | 制度・利害・救済を入れて“法学部答案”に寄せる |
| SFC総合政策(自由記述) | 問い→仮説→検証→提案(論点で組む) | フィールド/データ/設計思想を太くして“政策提案”にする |
| 上智(課題/学科試問) | 要約→論点化→根拠→結論(読みの精度) | アドミッションポリシー+学科接続(授業/学び)を明確化 |
※「別々に対策」ではなく、共通核を太くしてから学部別に最適化するのが最短です。
07. 口頭試問・面接|刺さる答え方
FITの口頭試問・面接は、「感じの良さ」だけでは決まりません。
大事なのは、論点がズレないこと、そして根拠で説明できることです。
よくある質問(ここで差がつく)
- なぜ法学部か?(政治・国際・社会学ではなく?)
- 今の主張の根拠は?反例は?
- あなたの提案のデメリットは?誰が困る?
- そのテーマを大学でどう検証する?一次情報は何を見る?
YMGの面接練習は「答えの暗記」じゃない
“型”を作って、どんな質問でも論点に戻せるようにします。
結果として、面接が「雑談」ではなく「審査」になった瞬間にも崩れません。
08. SFC総合政策・上智とも共通する「勝ち筋」
FIT(政治)・SFC総合政策・上智(公募/カト推)は、実は共通する“核”があります。
それは 一次情報 → 論点化 → 根拠 → 反証処理 → 提案 です。
共通する強者ムーブ
- 「正しさ」よりも「争点(なぜ割れるか)」を言語化できる
- 制度・データ・現場(フィールド)で根拠を増やせる
- 提案が“理想論”で終わらず、制約条件まで見ている
だから併願が強くなる
FITで鍛えた論述力は、そのままSFC自由記述や上智の課題にも効きます。
「別々に対策」ではなく「共通核を太くして、最後に学部別に最適化」するのが最短です。
09. 横浜未来義塾(YMG)のFIT対策|進め方
結論:FITは“回転数”で勝つ
1回書いて終わりだと、伸びません。
添削 → 修正 → 再提出の回転で、文章が「通る形」に変わります。
フェーズ1(最短2〜3週)
- テーマ選定/論点化/一次情報の設計
- 講義理解メモの型を固定
- 要約→論述のテンプレ導入
フェーズ2(1〜2ヶ月)
- 45分で書き切る(時間固定)
- 反証処理・制度・例外の入れ方
- 口頭試問/面接の詰め練習
フェーズ3(直前期)
- 本番想定:講義→論述→口頭(A)/総合考査I/II→面接(B)を通しで
- “ブレる論点”を潰し、最後は答案の安定性を作る
10. FAQ(よくある質問)
Q. A方式とB方式、どっちがいい?
“素材”で決めます。Aは活動・経験×当日論述、Bは評定×評価書×当日論述。
ただし、どちらも最終的には「読んで→要約して→論述して→詰められる」ので、伸びるのは共通核です。
Q. 併願はできる?(SFCや上智と)
可能です。むしろ共通する核が多いので、戦略的に併願すると強いです。
FIT→SFC総合政策/上智の課題へ“論点と根拠”が横展開できます。
Q. 高3からだと遅い?
“遅い”ではなく“詰まる”が正確です。
書類+論述+口頭まで同時に作る必要があるため、高3夏以降だと慌てる生徒が続出します。
だからこそ、最初に「型」と「時間固定」を作るのが最短です。
最後に
FITは“センス”ではなく、手順で勝てます。
まずは今の状況(評定・活動・志望テーマ・文章の現状)から、A/Bの最適ルートを組みます。
